個人情報が特定されるかも…マークアップを利用した写真加工に要注意!





豆知識

編集→マークアップは便利ですが…

iOS11には写真編集機能として「マークアップ」というものが追加されました。これは画像やPDFに注釈を書き込むための機能なのですが、手軽に編集できることや加工後でもワンアクションで元に戻せるため情報を隠すモザイク代わりに利用する人も多いのだそう。

ですがマークアップによるモザイクでは簡単に情報を特定されてしまうかもしれません。

 

どういうことか試してみましょう。

ではこの写真の文字の一部をマークアップで隠してみたいと思います。

 

「編集」画面のうち、右から2番目の「…」をタップすると

 

マークアップが可能です。

 

ペン、マーカー、鉛筆などの中から好みの効果を選択できるのですが、モザイクをかける場合にはこの中で最も太いマーカーを利用する人が多いでしょう。

 

ではマーカーを選択して塗っていきます。

 

3回ほどの重ね塗りを行いました。何が書いてあるのかほとんど読めませんね。

この状態ならば元の文字はほぼ読み取れないため安心してしまいSNSなどにアップしてしまうかもしれません。

ですが簡単な加工だけでこの文字は読めるようになってしまうのです。

 

こちらは先ほどの画像の明るさとコントラストのみを弄った画像です。なんと元の文字が完全に読めるようになってしまいました。

 

このように、マークアップ(特にマーカーを用いた場合)は機密情報の隠蔽を想定していないため容易に隠したはずの部分が特定できてしまうのです。そしてそもそもの用法が間違っているため当然これはバグではありません。よって機能の修正もされないでしょう。

情報元の記者は実際にRedditにおいて、マークアップで隠蔽した(と思っていた)結婚式の招待状から会場の住所や参加者の氏名を特定されてしまったスレッドを発見したのだとか。

それでもなおマークアップで機密情報を隠したいという場合は、マーカーの左にあるペンか四角形で隠すとよいそう。とはいえこれもマークアップ機能の用法外ですから、自身と周囲の人のプライバシーのためにもきちんとモザイクをかけるアプリを利用したほうが良いでしょう。

<情報元:9to5Mac

<文:研究員A>