不当にiPhoneを没収、データを押収されたとしてイスラム教徒の女性が政府を訴える―アメリカ





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130日返ってこなかったiPhone

アメリカ国籍を持つイスラム教徒の女性が、空港にて不当にiPhoneを没収・データもコピーされたとして政府を訴えました。

 

アメリカ人のRejhane Lazojaさんは昨年の2月、娘とともにスイスから帰国。およそ9時間に渡る飛行の後に降り立ったニューアーク空港にて「窓もない小部屋」に移動させられ尋問を受けたといいます。

尋問の内容は「難民だった経歴があるか」などかなりセンシティブな内容でしたが、それに加えて捜査官は彼女にiPhone6Plusのロック解除を要求。これを拒否したところiPhoneは押収され、130日もの期間返ってきませんでした。

 

イスラムの女性は家族以外の男性に肌を露出することを固く禁じられていることは有名ですが、押収されたiPhoneの中にはヒジャブを身に着けていない(肌を露出した)写真も含まれており身に覚えの無い押収によりそのようなプライベートなデータを閲覧されたLazojaさんは強く遺憾の意を表明しています。

訴状によればこの訴訟は金銭的賠償を要求しておらず、写真と合わせて弁護士とのやりとりなどのデータについても政府側が検閲、コピーを行っているとしてこれらのデータの返還とコピーされたものの完全な削除、そして押収中に第三者にiPhoneが引き渡されたかどうかの開示を求めているようです。

 

代理人によると今回の押収に関する合理的な理由は説明されておらず、押収および検閲の令状も発行されていないということですから、少なくとも政府側はなぜ彼女を拘束・尋問したのかの説明責任を果たさない限り収まることはなさそうです。

<情報元:AppleInsider

<文:研究員A>