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アップルが「iPhoneのロック解除」に応じることが出来ない件の論争を短くまとめてみた。

iPhoneのロックを第3者が解除できるようにしてほしい。という要望を米アップル社が断固拒否しているのは今に始まったことではありません。

ロック解除させません。

今回はテレビや特報番組でもよくお見受けするFBI、こちらが凶悪犯罪者から押収したiPhone5C(iOSのバージョンは9.x.x)のロックを解除というより、基本機能である「10回ミスしたらデータを消す」という機能を無効にしてくれという要望に対してもNO。裁判所を通した依頼だとしても断固拒否しているという件です。

もちろんFBIであれなんであれ、そういった機関では犯罪者から押収した携帯端末の内容はその後の共犯者や先に起こりうる可能性のある事件などを察知でき、そして事前に防ぐことが出来るかも知れません。

素人目にもそれくらいはわかりますが何故アップルは頑なにNoと言っているのでしょう?

 

早速まとめてみました。

 

FBIの主張

・別にデータの暗号化を解読出来るようにして欲しいとは言っていない。

・10回間違えたら消去もしくは使用不能になる制限を解除出来るようにして欲しい。

 

アップル側の主張

・この要求は自分たちの顧客をハッキングしろという事で、顧客のプライバシーを守るために私たちが何十年も取り組んできたセキュリティの改良を台無しにする。

・2013年にCIAの元職員の内部告発者がNSAによる世界的な監視活動を暴露した一件があり、そもそも政府を信用していない。

・もしその機能を内包させれば政府機関以外の者が悪意を持って使用する可能性が必ず出る。

 

ここで今回の話題で忘れてはいけない点がいくつかあります。

 

・アップルが顧客データ全て秘匿してると思われがちだが、実際iPhoneで暗号化されているデータその物はロック解除する以外アップルでも見ることは出来ない。

・iPhoneの機能「iCloud」にあるデータは令状の正当性を検討した上でデータ提供要請のうち4分の3は拒否していると主張するがデータを提供はしている。

→2014年にアップルが公表しているガイドラインによると、裁判所の令状によって当局に手渡すiCloudのデータは

 「SMS、写真、ビデオ、連絡先、音声録音、電話履歴」だけで、

 「電子メール、カレンダー、第三者アプリのデータ」は提供していないとしている。

 

となっております。

 

実はこの件に関してセキュリティソフトのマカフィーを作ったジョン・マカフィーがFBIに対し

「サンバーナーディーノのiPhone、俺がタダで解読してやる」と言っているそうです。

セキュリティの問題があるのであればそのままでいい、それを私が解読するということなのですが、要するに彼がハッキングしますという事なのでFBIがGoサインを出すのかどうかも気になるところではありますね。

ともかくこの件はおそらく結果は最高裁まで続くと思われますが、次々期OSなのか実装されることはないのか注意深く調べていこうと思います。

 

 

ちなみに弊社で行っているパスコードロック解除サービスもFBIが使用しようとしているBrute Force型と一緒ではありますが、そもそもiOS8以降は一切対応しておりません。

逆に使用者の手元を離れた場合など、一定期間決められた作業を行わない場合は中のデータを全て抹消する機器なんかも出ているので、データの守り方というのもここでひとつ考えてみてはいかがでしょう。

 

iPhone研究所 所長でした。

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