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ロック解除の裏ルートは存在するべき?Googleが一部Androidのロックを遠隔解除可能であることが発覚
GigazineにGoogleがユーザーが所有するAndroid端末のロックを遠隔で解除可能であることが発覚したという記事がありました。
なんでも、Android4.4を搭載した端末のなかでも「パターンロック」を設定している場合に限り解除可能とのことです。
ようは端末ロックに抜け道があったということですね。
意図的な八方塞がりはユーザビリティ向上と言えるのか?
確かに世間では個人情報保護が声高に叫ばれ、企業が求められる管理水準も厳しいものになっています。
その最たるものがAppleがiOS8以降に採用した方針でしょう。
それは[iOS8以降のOSを搭載した端末では設定したパスワードを失念するとApple自身でも解除はできず、裁判所や警察組織等の命令で有っても内容の開示は不可能]というもの。
簡単に言えば、「ユーザーがパスワードを忘れたらどう頑張っても解除はできませんよー」ってことです。
意図的な八方塞がりを作ったということですね。ユーザーのセキュリティ意識向上にきちんと応えた、正に万全のセキュリティです。
しかし、ここにある問題が発生します。
詰まるところ、
ユーザーの死亡、失踪といったアクシデントに際した場合に、親族や警察組織はスマートフォンを手がかりなどにすることができない
のです。
例えば事件に巻き込まれたりしても大きな解決の糸口を1つ欠くことになるのです。
そんな大事でなくとも、例えばパス変更の際にミスタップにより思っていたパスと違うもので設定してしまったら大事なデータを救う手段はもう無いのです。
なお、GoogleでもAndroid5.0以降搭載端末では「フルディスク暗号化」という機能を搭載しており、この機能を有効にすればApple同様に裁判所や警察組織の要求が有ってもユーザー以外がロックを解除することは不可能になるそうです。
保護を要求するならば管理を徹底しよう
セキュリティの向上には管理体制が不可欠です。企業はユーザーの要求を汲んで厳しいセキュリティ体制を用意するでしょう。
ですからユーザー側はそのセキュリティ体制に合わせて自身で情報管理をし、いざというときに対処できるようにしないといけませんね。