重要な脆弱性を含むバグフィックス
AppleがiOS10.3.3をリリースしました。
今回は機能追加などではなく脆弱性の修正が主となっています。
特に一番大きいのが以前お伝えしたWi-fiチップ経由による端末乗っ取りの脆弱性に対する修正です。この脆弱性はBroadcom製のチップに依存するもので同じWi-fi下の端末に悪意のあるコードを送り込み、端末を乗っ取ることができるというもの。ハードに起因するもののためiPhoneのみならず多数のAndroidも同様の脆弱性に晒されていました。
その他にも細かなバグ修正が含まれていますので、特別な理由がない場合には安全のためにも早々にアップデートしてしまったほうが良さそうです。
なお、このiOS10.3.3は(また大きな脆弱性が発見されない限りは)秋口に控えているiOS11より前の最後のOSになる予定のようです。
<文:研究員A>