クックCEOになってからiOSの更新頻度は51%増しに!理由は…





iOS

修正に次ぐ修正

Appleの前CEO、スティーブ・ジョブズ氏が2011年1月にその座をティム・クック氏へ譲ってから久しいですがこの度興味深い統計が公開されました。

2007年にiPhoneが発売され、ジョブズ氏が退任するまでの間の1年当たりのiOSアップデート頻度と直近1年間のアップデート頻度を比較すると、なんと最大で51%も増加していたことがわかったのです。

こちらはiOSの更新頻度をまとめたグラフ。白線がジョブズ期、橙線がクック期です。線の位置は1年(365日)あたりの平均回数となっています。

ジョブズ氏の時代は2008年6月こそやや突出したもののその平均値は6.75回でした。

一方クック氏になってからは2013年以降よりアップデート回数は増え続け、その平均値は10.22回。直近では15回ものアップデートが行われました。ジョブズ期からおよそ51%も増加したのです。

 

ではなぜクック氏になってからこんなにもアップデート回数が増えたのでしょう。

その要因のうち大きなものとしては、機能の複雑化が挙げられます。ジョブズ期のiPhoneは「説明書がいらないほどシンプル」というのがひとつの売りでした。

しかし現在では操作方法のマニュアルがなければ通常利用においてもなにかしら不便がでてくるようなUIになっていると言えます。

機能が増えれば当然ながら機能同士の干渉が起こったりバグが混入する確率が上昇します。そして結果として大きなバグが発見されるたびに修正が行われ配信されるために回数が増加するのです。

最近ではあるURLを送られるだけでフリーズしたり、南インドの公用文字を読み込もうとしただけで最悪文鎮化したりというバグがありましたね。

 

しかしこの多機能化が失策であったとは言い切れません。なぜならばユーザーはスマートフォンにより多くのものを求めましたし、事実Appleはジョブズ期に比べ株価がおよそ240%も上昇したのです。

それは裏を返せばiOSがユーザーにより多く求められ、認められたという考え方もできます。より柔軟に対応した結果発生した避けようのない事態だったのかもしれません。

とはいえ、度重なるアップデートがユーザーにとって苦痛でしかないというのは事実です。新たなナンバリングの配信間隔を気にするあまりデバッグがおろそかになっては本末転倒。そのあたりはしっかりとして欲しいものですね。

<情報元:VentureBeat

<文:研究員A>