TSMC、最低でも2020年までAシリーズプロセッサを単独生産へ





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単独生産のリスクに懸念も

 

現在、iPhone・iPad向けプロセッサのAシリーズを単独で生産している台湾のTSMC。

今年の新製品に搭載されるA12チップも例外ではなく、一部報道では5月にはもう量産体制に入ってました。

Appleにとっては世界最高峰のTSMC製プロセッサを使用できることで、TSMCからはAppleという超大口顧客を確保できることで両社にとって有利な契約なのですが、これは逆にデメリットでもあるという懸念が広がっています。

 

まずAppleには単独発注ということでTSMC側が万が一生産ができない状況に陥った場合にはiPhone・iPadの生産自体も行えなくなります。基本的にはAppleは1つのパーツに対して複数のサプライヤーと契約をし、このリスクを回避しているのですがチップセットについてはその重要性に反してリスクヘッジが行えていません。

次にTSMC側ですが、同社は事業のうち75%をAppleからの受注に依存しています。よってAppleが他社に乗り換えた場合には最悪の場合倒産することもありえるのです。事実、Appleからの発注を失ったことで買収された企業は実際に存在します。

 

とはいえ先述のとおりTSMCの生産するプロセッサは世界最高峰でありIntelやサムスンでもその技術には追いつけていません。

両社の癒着体制は今後もしばらく続きそうです。

 

<情報元:AppleInsider>

<文:研究員A>