中国に続きドイツでもiPhoneの販売停止命令がくだる





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「技術革新よりも自社の利益」と批判

 

先日、Qualcommの所有する2件の特許違反で一部iPhoneに対して中国内での販売停止命令が下りましたが、新たにドイツでもQualcommの所有す特許に違反するとして一部のiPhoneが販売差し止めを命令されました。

 

今回特許違反とされたのはエンベロープトラッキングと呼ばれる、無線通信中にバッテリーを節約するための技術。

AppleがiPhone7から採用しているIntel製チップとQorvoというサプライヤーのチップを組み合わせた端末にこのエンベローブトラッキングを実装するにあたって、Qualcommが保有する米国特許第8,698,558号に違反したというのがQualcommの主張でした。

 

この判決を受けて、Apple、Intelがそれぞれにコメントをしています。

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<Apple>

・Qualcommが行っている販売差し止めキャンペーンはAppleとの間の問題を解決することの外にある。この行動はイノベーションに害をなすものであり、消費者に不利益をもたらすもの。

・Qualcommの行動に対しては各国政府が調査を行っているが今回の結果には失望している。

 

<Intel(ゼネラルアドバイザー スティーブン・ロジャース氏)>

・世界中の競争当局はQualcommのライセンス商法が不法であることを理解しているが、彼らはそれをやめようとはしない。結果として技術革新が停滞し価格が引き上げられる。

・Qualcommの行動は知的財産の保護が目的ではなくモデムチップ市場を独占することにあり、最終的に消費者を脅かす彼らのビジネスモデルを維持することにある。

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なおAppleは上訴を行う予定のようですが、今回の判決を受けて現在ドイツ内15箇所のAppleStoreではiPhone7とiPhone8の販売を停止しています。また最新モデルのiPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XRについては販売を継続しているということです。

 

<情報元:AppleInsider

<文:研究員A>